第一章 安らぎの場

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カランカラン 扉が開くと同時に、乾いたベルの音が店内に響く。 「いらっしゃいませ」 「マスター、あいつ来てる?」 「こんにちは、日崎さん。残念ながら、今日もいませんよ」 飛び込むような勢いで聞いてきた女子高生に対して、マスターと呼ばれた青年は笑みをくずさずに答えた。
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