第一章 安らぎの場

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「ねぇ、マスター。あいつ全然来ないの?」 テーブルにカップを置くマスターに、美樹が尋ねる。 「ええ、そうですね。最初にあなた方がいらした時が最後ですかね」 「そうなんだ・・・」 「お会いするのは難しいと思いますよ?」 それだけ言い残すと、マスターはカウンターへ戻っていく。 「だってさ、美樹」
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