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「答えは出たんですか?」
「えぇ、遠回りをしたかもしれませんが、ようやくたどり着けた気がします」
譲治が振り返り、黒月の正面に立つ。
「貴方は知っていたんですよね?祖父の想いを」
「聞いてはいたからね」
「教えてくれなかったのはー」
「龍じいさんに、そう頼まれたから」
「やっぱり…」
半ば答えを予想していたのか、呆れたように譲治がつぶやく。
「私が喫茶店を継がないとした場合は?」
「それでも構わないって」
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