第一章 明かされる真実

4/21
前へ
/47ページ
次へ
(えー!ちょっと…かあさーーん) と思っていると、その男が突然紙を突き出され、言う。 「オレの名は、羽矢部 悠馬(はねやべ ゆうま)だ」 どうやら、彼は、自己紹介をしているようだ。 突き出された紙は、彼の名前が書かれていた。 私のことを気遣かってくれたんだろう…。少し嬉しくて、少し笑みを浮かべた。 彼から自己紹介されたので空姫も自己紹介しようとする。 「あっ…私は…」 と、続きを言おうとしたとき、 「NO! 知っている」 と、あっさりと答えられた。 空姫はなぜ、断るんだろう…?と少し戸惑うが、彼は私の命の恩人…。 だから、きちんとお礼を言おうと思う。 「えと…助けてくれてありがとう…」 と、お礼を言うと彼は、 「まあ、オレの役目だけどな…」 と言われる。
/47ページ

最初のコメントを投稿しよう!

24人が本棚に入れています
本棚に追加