プロローグ

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私は肩を震わせ、小さな声でそうだと答える。 すると男は、少し口角を上にあげるように、にぃっと笑みを浮かべていた。 空姫は月の光を浴びた男の顔を見つめてみると、おもわず怯えてしまう。 何故ならば、彼は悪魔のような笑みで、空姫を上から下まで舐めるようにこちらを見ているからだ。 そして、男性は 「あ・ば・よ」 と言い、堅く握られている拳銃のトリガーを軽々しく引かれる。
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