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封真は城から帰ってからいつもの河原に寝転がって考えていた。
封「どうしよっかなぁ~」
琴「何が?」
封「ドラゴン退治に行くっていう話をどうしようか…って琴徒!?いつから?」
琴「今来たばっかだけど。で?ドラゴンて何?」
琴徒は少し笑いながら聞いた。
封「さっき城に行ってきて王様にドラゴン退治を頼まれたんだけど行くか行かないか迷ってるんだよね…」
琴「ドラゴンか…なかなかおもしろそうだな」
琴徒は楽しそうに話を聞いていた。
封「おもしろそうって…この国の兵士がやられるような相手だぞ?オレ一人じゃ無理だよ…」
琴「誰が一人で行かせるって言った?」
封「え?」
琴「封真一人で行かせるなんて危なっかしくて…封真が行くならオレも行くぞ」
封「なんか理由が腑に落ちないけど…でも琴徒がいてくれるなら大丈夫な気がする!」
琴「だろ?」
先程の深刻な雰囲気はどこへ行ったのか普段遊んでいるときのような空気に戻った。
封「よし!オレドラゴン退治に行く!もちろん琴徒も一緒に!」
琴「おう!」
二人はしっかりと互いの手を握った。
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