†第一章 王の勅命†

7/7
前へ
/21ページ
次へ
琴「さぁ、出発するぞ」 封「うん…」 封真は浮かない顔をしていた。 琴「そんな顔をしていたら旅の始まりのよくないぞ」 封「うん…」 琴「ったく…封真!」 封「へっ?」 琴「今からドラゴンを倒しに行くんだろ?なのにスタートがそれじゃ確実に死ぬぞ?それこそもう二度とこの国の人とは会えないんだぞ?」 封真は親方や両親の顔が次々に浮かんできた。 琴「それでもいいのか?」 封「いやだっ!!」 琴「ならもっとしっかりしろ!オレらは死ねないんだからな」 琴徒は穏やかに笑いながら言った。 封「そうだよな…」 琴「じゃあもう行くぞ?」 封「おうっ!」 こうして二人は笑いながらセンタ・リグラを旅立った。
/21ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加