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琴「さぁ、出発するぞ」
封「うん…」
封真は浮かない顔をしていた。
琴「そんな顔をしていたら旅の始まりのよくないぞ」
封「うん…」
琴「ったく…封真!」
封「へっ?」
琴「今からドラゴンを倒しに行くんだろ?なのにスタートがそれじゃ確実に死ぬぞ?それこそもう二度とこの国の人とは会えないんだぞ?」
封真は親方や両親の顔が次々に浮かんできた。
琴「それでもいいのか?」
封「いやだっ!!」
琴「ならもっとしっかりしろ!オレらは死ねないんだからな」
琴徒は穏やかに笑いながら言った。
封「そうだよな…」
琴「じゃあもう行くぞ?」
封「おうっ!」
こうして二人は笑いながらセンタ・リグラを旅立った。
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