最終章

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『それでは指輪交換をして下さい』 指輪なんて何処に‥‥? 蓮は指輪を2つ受け取り一つを私に渡した 「この指輪どうしたの?!」 「バイトの金をこつこつ貯めて買った。結婚式の金は俺と母さんと舞桜のおばさんが出した。嬉しいだろ?」 言葉にならないくらいにね‥ 蓮は少ししゃがみ込み私の左手の薬指に指輪をスルスルとはめた 私は蓮の左手の薬指に指輪をはめた 「これで俺らは夫婦だ。ずっと一緒にいよう」 『それでは誓いの口付けを‥』 私今凄く幸せだよ きっと今目を閉じればこのまま‥‥‥ 最後にあなたを見れてよかった 「愛してる」 「私も‥‥愛してる」 私は目を瞑りお互いの唇が触れた 凄く凄く幸せだった 16才 あなたに出逢って私はあなたに恋をした 今でも続いてるこの恋 沢山色んな事があったね? だけど、私は絶対に忘れないよ 私はいつまでもあなたの隣にいる事忘れないで 空からいつもでもあなたを見守っています バイバイ 幸せになってね‥ 12月25日 午後19時37分 愛する人達が見守る中、私は愛しい人との口づけを交わし、温もりを感じながら私はみんなの幸せを願った そして、私が再び目を開ける事はなかった
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