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「……………ん」
「………君」
「た……や君」
「拓也君!!!!!」
「おわ!どうしたー優?」
時計を見ると3時を回っていた。
優はなんか必死そうな顔してる。
「本当に難破しちゃったよ!!!」
あーもー、俺寝呆けてる…
違うか、優が寝呆けてんのか。
てか、これ夢か…
どうでもいいや。
「おやすみ。」
俺は目をつむった。
「起きてよ!!大変なんだよ!!」
しつこいなー…
てか、これ夢じゃなくね?
「どうした、優?」
俺は、目をこすりながら起きる。
「だから、船が難破したんだよ!!」
「は?はは!あり得ないから。大丈夫大じょ……」
おいおい…
なんか
ゴーゴー聞こえるんだけど!!
「マジなのか!?」
「本当だよ!!渦潮に飲まれそうなんだよ!!みんな大騒ぎだよ!!!」
本当だ……
ドアの向こうから
たくさんの足音と
悲鳴やら叫び声が聞こえる。
「マジかよ…」
ガチャ!!
俺は、飛び起きドアを開けて廊下に出た。
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