20XX/07/10 11:25

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「……と、言うわけでお前らにとって、最後の息抜きと言えるフェリー旅行だ。 当日に風邪引いたりしないように体調管理はしっかりしとけよー。」 担任の前田が教壇で喋っているが、みんな私語に夢中で聞いていない。 「ねえ、拓也!楽しみだね。受験で忙しくなる前に、いっぱい思い出作ろうね!」 隣に座っているこいつは 白川はる。 俺の彼女だ。 「はは。そうだなー…」 ドゴン!! ガッシャーン!! 「何!?また隣のクラス?…鉄次君だよね? 」 「……多分なー、東高の奴ら、15人病院送りにしたっつー話だし、関わりたくねーよな。」 「あの東高を~!?……あたしが襲われたら、絶対助けてよね!!」 「ああー…まあ頑張るよ。」 「また、弱気なこと言って!!頼りないんだから!」 「ははは……」
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