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「……と、言うわけでお前らにとって、最後の息抜きと言えるフェリー旅行だ。
当日に風邪引いたりしないように体調管理はしっかりしとけよー。」
担任の前田が教壇で喋っているが、みんな私語に夢中で聞いていない。
「ねえ、拓也!楽しみだね。受験で忙しくなる前に、いっぱい思い出作ろうね!」
隣に座っているこいつは
白川はる。
俺の彼女だ。
「はは。そうだなー…」
ドゴン!!
ガッシャーン!!
「何!?また隣のクラス?…鉄次君だよね? 」
「……多分なー、東高の奴ら、15人病院送りにしたっつー話だし、関わりたくねーよな。」
「あの東高を~!?……あたしが襲われたら、絶対助けてよね!!」
「ああー…まあ頑張るよ。」
「また、弱気なこと言って!!頼りないんだから!」
「ははは……」
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