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トラックの前の座席には、3人づつしか乗れない。
第一便の父のトラックには、高正・高光が乗り、明良のトラックには、母と高則が乗った。
私達女3人は、第二便に乗ることにした。
迎えが来るまでは、部屋掃除をしながら待っていると、聡美が話し掛けてきた。
「陽子~。」
「ん?」
「彼氏はどうなったの?」
「どうって、べつに…」
「別れたの?」
「いや…まだ付き合ってるよ。」
「何て言ってたの?」
「いってらっしゃいって…」
「冷めてるね。」
「まぁ、しゃーないよ。」
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