始まり

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「…て。…きてよ。起きなってば。またか…。さっさと起きなさいよ!!!!!」 「…。あぁ、まみか…。…どうした?」 「どうしたじゃないでしょ!また学校サボってこんなとこで!」 「別にいいだろ。学校なんて」 「よくないわよ!ちゃんと出ないと留年しちゃうよ!」 俺は高藤敦郎 不動高校に通う 高校二年生 そして、このうるさい 女は幼なじみの中谷まみ なにかとうるさい 「わーてるよ。ところで何か用か?用があるから来たんだろ?」 「実は…、ゆかから今週の土曜日にうちの別荘に来ないかって。女二人じゃ寂しいから誰か男の子誘ってって言われちゃって…」 「それで俺か…。他に男ならいくらでもいるだろ」 「幼なじみなんだからいいじゃない。」 「休みは寝かせろ。」 「ならもうノートみせてあげない。」 「…。わーったよ。いきゃーいいんだろ」 「んじゃ明日の12時駅前ね。」 「へいへい。」 なんでいかなきゃならないのかはわからないけど、行くしかないか… それにしても、幼なじみとは言えなんで俺なんだ? そして、土曜日の朝を迎える事になった。まだこの時敦郎はあんな事になるなど知るよしもなかった…
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