第壱話 まさかの異常

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ジリリリリリリリリリ!!! 朝、俺こと月見里蒼(ヤマナシソウ)は普通の目覚ましで起きるはずが 高校に入ってからはそれが鳴る前に隣の家に住んでいる叫び声で起きてしまっていた… 「コラッ!早く起きなさい!!」 ドゴッ!! 「ッ!いってーな!!普通に起こせよ!」 「うるさいわね!毎日起こしてあげてるんだから文句言わない!」 五月蝿い…近所迷惑だっつうの… 俺が高校に行くからと1人暮らししたいから引っ越したのが間違いだったのか… アイツラが来る前に早く行かなければ… 俺は早々にご飯を食べ、扉を開け放ち学校へ向かうはずが 「もうっ!早く行かないと遅刻するよ!」 「はいはいっと…って蒼じゃないか!今から行くのか?だったら一緒に行こうぜ!」 チッ…いつもより早いな 糞リア充こと神城龍牙(シンジョウリュウガ)とツンデレヒロインこと中野由美(ナカノユミ)… 意外や意外、コイツラと俺は俗にいう幼なじみなのだ 子供の頃でもいちゃついていて、ムカついたから引っ越ししたんだけど… また会うことになるとは… いつもいつも一番、文武両道、ある程度の格闘技は修得済み
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