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彼らはいろんな魚の血液を集め、いろんな種のHCFを作った
そして、研究を重ね、2XXX年3月25日、ついにHCFを人間に打ち込む日が来た
実験台になったのは勿論フィッシーである
彼に打ち込むHCFは彼がもっとも好きな魚であるアロワナの血液から作り出したものだった
フィッシー「とうとうこの日が来たのぅ」
研究員A「はい。本当によろしいのですね。」
研究員B「フィッシーさん……」
フィッシー「はっはっは、そう堅くなんな。もし失敗したらお前らあと頼んだぞぃ」
研究員B「成功しますよ。フィッシーさん」
フィッシー「当たり前じゃい。」
研究員A「ではHCF注射器を」
フィッシー「よろしく頼む」
研究員A「はい……準備完了しました。HCFアロワナ型の注入を始めます。」
ブスッ
チューーー
………
研究員A「HCF10ml入りました」
フィッシーの心臓が急活動を始める。
ドクン…………
ドクン………
ドクン……
ドクン…ドクンドクドクドク
フィッシーの体に異変が起こる。
モソモソモソモソ
体からは金色の鱗が生え始めた。
フィッシー「………」
研究員A「大丈夫ですか」
フィッシー「…………」
フィッシーの腕にはヒレが出き、尻からは尾ビレが生え、首にはエラができた
フィッシー「……っ…」
研究員A・B「フィッシーさん、大丈夫ですか」
フィッシー「ああ……無事…みたいじゃのぅ」
フィッシーを見ていた研究員の目は涙で輝いていた。
勿論、フィッシーの目にも涙が
こうして、1人のフィッシュド・ヒューマノイド(魚人)が誕生した。
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