14人が本棚に入れています
本棚に追加
「ちょっとはこっちに情報流しなさいよ!!一人でしゃべりはじめて一人で納得して、たまったもんじゃないわ!!」
ああ、そうか。こいつにはクノイチ君の言葉は聞けないんだった。
「すまんすまん、ようは俺がお前に擬態して船を作るんだ。生体データまで完璧にコピーするからあとの問題も解決する。」
「げっ、そんなことするの!?どさくさに紛れて変なことしたりしないでしょうね!?」
思わぬ反応が帰ってきた。
ここは普通喜ぶとこだろ!?
「するか!大体感覚がないのに何を楽しめと言うんだ!?」
「ふーん。感覚があれば楽しむんだ……」
墓穴を掘ってしまった。何とかして話を戻さねば!!
『マスター。ちょっといいですか?』
おお、なんていいタイミングに!!
なんて主人想いなんだお前はっ!!
『その機能を使うにはパーツが足りません。』
…………。
「なんだって!?」
最初のコメントを投稿しよう!