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こうカラレスは言ったが、やはり僕には彼の真意を読むことは出来なかった
そもそも、彼は『人』なのだろうか
それすらもはっきりしていない
だが、現状から鑑みるに彼に従うより他はなさそうだ
「で、これから僕はどうなるんですか」
「はい、貴方にはこれから様々な感情を見ていただきます」
「・・・感情を見る」
やはり僕にはさっぱりのようだ
「まぁ、口で説明するより体感していただく方が早いでしょう
では、いってらっしゃいませ」
そんな軽い言葉と共に僕の意識は混濁していき深い闇のなかに連れていかれた
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