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俺は学校に行く途中に独りでぶつぶつ言っていた。 「なぁーに独りでぶつぶつ言ってんの?変な人。こわぁ~い」 女の声がした。 後ろを振り向くと照岡恵美がいた。 照岡恵美は俺の彼女。性格は大人しくて心配性。 「何だ?盗み聞きかぁ~?恵美らしくないぜ」 恵美はふてくされた顔で言った。 「盗み聞きじないも~ん!たまたま聞こえちゃっただけだも~ん」 俺は恵美のふてくされた顔が好きだ。 「かぁ~わい」 「何よ~!そんなことより、涼輔!学校早く行こうよ!遅刻するよ?」 「あっ!そうだった!恵美!急ぐぞ!」 涼輔は恵美を置いて走りだした。 「ちょ・・ちょっと待ってよぉ」
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