90キロ

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・・また・・ 知らない天井だ・・・ ああ、知ってるわ、ここ。 往復ツインビンタくらった時の血痕。 天井についてるもん。 「目が覚めたようだね。気分はどうだい?」 さわやか、かつ、暑苦しい笑顔で声をかけてきたのは、ガチムチ天使(キャミソールバージョン)だった。 「体調は良いですが、アレルギー反応が出そうです。」 営業スマイルで返す俺。 「アレルギー?なんだいそれは?」 「生理的免疫的人間的社会的に許せない者を見た時に起きる拒否反応です。」 「そっそそれは恐ろしい者を見たんだねっ!さぞや辛かったろう。私で良かったら話してみないかい?」 大きな翼、大きな腕を広げ、抱きしめてくるおっさん。 なんでだ。どうしてこうなった。 ・・・その時、俺は、 殺意の波動に目覚めていた・・・
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