第1話

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「すごいですね!先輩。緊張せずにあんなに自然に接する事ができて…。」 「だって私は別に憧れてる訳じゃないもの。雪ちゃんが緊張しすぎなのよ。」 結局あの後、遠野さんと雪ちゃんはまともに会話すらしていない。 雪ちゃん。 純粋なのはいいんだけど、ちょっといきすぎ。💧 「でも遠野さん、何だか先輩の事気に入った感じでしたよね~。」 「え?そう?」 ちょっと面白くなさそうに頬を膨らませる雪ちゃん。 …可愛い。 じゃなくて、私がいつ気に入られたの? 握手した以外はこれといった事もしていないのに。 雪ちゃんはああ言ってるけど有り得ないと思う。
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