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雪ちゃんはまた別の人の所で仕事があると言って行ってしまった。
1人になって、この後2時間も空き時間がある事に気づく。
「2時間も1人で何しとけばいいのよ…。」
テレビ局内のカフェでも行っておこうか?
店員の愛想があまりよくないから、本当は行きたくなかったんだけど…。
仕方ないだろう。
方向転換してカフェに向かおうとした時だった。
「お時間空いてますか?」
肩をポンと叩かれ呼び止められる。
振り向くと、笑顔の遠野さんが立っていた。
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