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「おはようございます。」
竜と別れて一眠りした後に私は仕事に向かった。
私の仕事と言うのは、実はまたテレビ局関係のお仕事だったりする。
お互いに職場が一緒だったということも、竜と親密になった理由のひとつでもあるのだ。
まぁ、私の場合は衣装さん何だけど。
今日も何人かの芸能人さんの衣装を担当する事になっているから、気合いが入る。
「新山先輩。おはようございます!」
「雪ちゃん。おはよう。」
この子は私よりひとつ年下の
沢村 雪(サワムラユキ)
可愛らしい外見に高い声は、女の私から見ても申し分がない。
自慢の後輩だ。
「先輩。今日も彼氏さんと会って来たんですかぁ~?」
ニヤニヤと含み笑いをする雪ちゃん。
可愛い顔がだいなしよ…そんな顔したら。(笑)
「だからそんなんじゃないって言ってるでしょう。」
「いいえ!先輩から男物の香水の香りがします!」
ギクッ…。
確かに竜は香水を時々つけてくるけど。
雪ちゃんはあなどるとちょっと手ごわいのだ。
適当にごまかしたけど…香移ってるかな?(汗)
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