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「……今日も切れ味抜群なコメントだなー。
姫力ってのは正直よく解らないけどさ、伊出ちゃんはカワイイ系で、田島はキレイ系。系統が違うだろ?
……まー、俺はどっちもタイプだから安心しろ」
「……アホ」
ぽつりと呟いた言葉は自分で思う以上に小さかった。
だから、私は機械音に掻き消されたんじゃないかと思った。
けれど、柿坂がいつもと同じように目尻にシワを作りながらニヤリと笑ったのが証拠。
ちゃんと届いてる。
それが分かったからだろうか、いつの間にか強張っていた肩の力が、ふっと抜けたのがわかった。
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