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一歩一歩を噛み締めてバージンロードを歩き、僕の目の前に来た嫁さんとお父さん。
これから娘をよろしく。って思ってるかどうかはわからないけど、僕とお父さんは力強く握手しました。
その握手の後に、お父さんの手にしがみつき歩いていた嫁さんの手を、お父さん自らが外させ、今度は僕の左手につかまって、人生を歩んでいく。みたいな、簡単にいうとバトンタッチ的なシーンをやる予定でした。
次に何をやるのか覚えてない僕とお父さんは、(次何やるんだっけ??)と目で会話。
しっかり覚えてた嫁さんは(バトンタッチよ!)みたいな感じで目で合図。
理解したお父さんは、嫁さんの手を僕に差し出してきました。
その差し出された嫁さんの手に、僕も手を差し出し、見事嫁さんと握手しようとしました。
そうです。新郎は全く理解してなかったのです。
いきなり意味のわからない握手を迫られた嫁さんはビックリを越して声を殺して笑ってました。
まだ理解してない新郎も、一緒になって笑いました。
後にプランナーさんに聞きました。
『あんな事した人達は今までにいなかったのですよ!あたしも笑いました!!今後の笑い話にさせてもらいますね♪』
挙式中に、新婦と握手したと、伝説を残してきました。
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