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「お店は他にどこか行くんですか?」
「行くよ。A店ってとこ。知ってる。」
「知ってる。そこ好きですよ。行きたいなあ。」
ゆうは少し黙ったあと、もう一人の従業員に向かって話しかけた。
「ねえ、りょうさん、ちょっと外出していい。忙しくなったら戻ってくるから」
店にはまだ先にいた女性の客1人しかいなかった。もう一人の従業員は許可をしたみたいだ。
「やった。ねえ、シンちゃん、ちょっと行こうよ。」
「お、おう。別に俺はええけど、ホンマ大丈夫?」
「大丈夫だって、さ、行こ」
可愛い顔して意外に積極的だな、こういうヤツ好きだな。
「あっ、シンちゃんお帰り。あれ?」
遅い時間でもあり、カズヤの店はお客が2組程度になっていた。
「おっす、一人かわいいコ連れてきた」
「ゆうじゃない。もう仲良くなったの?まあ座って」
店のボックス席に座って、会話のやりとりが始まった。
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