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「僕は人を殺した。」
ハルキの顔には自嘲の色が浮かんでいました。
「埋めてあるのは自宅の庭だよ。」
私は何か言おうにも、声が出ませんでした。
ハルキは続けます。
「六年前、」
「待って下さい。」
「怖くなったかい。」
「何故、それを私に話すのですか。」
「何でだろうね。」
自嘲の色は濃くなりました。
「僕と居るとき、君は常に何かを庇っているように見えるね。」
「庇うものなど」
「ない事はないだろう。」
まるで狂人のような口振りからは想像出来ない程、ハルキは落ち着いていました。
「庭を、見においで。」
私は言葉に従いました。
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