第参章

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「僕が君を拾った日は、佳伊の・・・命日だった。」 私は、ハルキの方へ視線を戻しました。 「本当にそっくりなんだ。」 「私が?」 「言われた事は無いのか?」 「ええ。」 「だから、驚いたんだ。 本当に。 佳伊が戻って来たのではないかと思った。 あの井戸が冥府に繋がっているのかとも思った。」 「だから、わたしを。」 「放ってなんか置けなかった。」  
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