LOVE

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───────── ── 「………ふぅ…」 更科はソファーに腕を広げ体を預けた。 あれから届いた寿司をわいわいと食べ、夜も22時を過ぎてようやく2人は帰って行った。 体はもちろん、何だか色々と疲れたらしい。 会社での秀一郎の愚痴を聞くかぎり、会社でもあんな感じなんだろうなーと思う。 使ったコップや皿を洗い終え、司は更科の向かいに座った。 「お疲れ様。」 「…お疲れ様…」 「秀ちゃんも美緒も楽しそうだったね。秀ちゃんて会社でもあんな感じなの?」 「…………あれよりひどい。」 うっ…と顔をしかめる更科を見て笑みがこぼれる。 この2人はきっと何だかんだうまくやっているんだろう。 それにしても… 「ねぇねぇ、秀ちゃんと美緒ってますます息合ってきてると思わない?」 「…あれとあれがセットになると質が悪いことこの上ない。」 秀一郎にアプローチをかけられたのもつい先日の話だが、いつも飄々として隙を見せない彼が今一つわからない。 さっきも『俺の司~』なんて言いだしたから驚きはしたが、妹みたいだと言っていた。あながち嘘でもないと思う。
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