LOVE

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「…ふぅ……結構あるな。」 「…アハハ…結構頑張って捨てたんだけどなぁ…どうしてこんなにあるんだろう?」 「…俺に聞くな。」 顔を見合わせてニヤリと笑う。 まさに幸せの絶頂…そんな気分。 更科も今まで自分が使っていた部屋を空け、使っていなかった居間の次に広い部屋…そこを2人の寝室にした。 10畳くらいはあるだろうか?そこにはすでに用意された新品のダブルベッド、そして先ほど運び入れた司の鏡台などが置いてある。 その部屋の入り口に立ち、まだ荷物の少ない広々とした室内をぐるりと見渡す。 ──今日からここが私の部屋… ドキドキと ワクワクと 少しの緊張が入り混じりながら立っていると、肩にポン、と手が置かれた。 振り返れば優しい笑みを携えた更科がいる。 「…今日からここが、俺たちの部屋。…俺たちの家、だ。」 「う、うん…」 …改めて言われると何だか恥ずかしい。 まだ明るい日の射し込む部屋で、2人は軽く唇を重ねた。 「………………っ、ちょ…待っ…」 真っ昼間からだんだんと深くなる口付けに、慌てて更科の肩を押し抵抗するも徒労に終わり… 逆に司の方がじりじりと後退してしまう。 後ろには、卸したてのシーツをかけた広いベッド…
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