プロローグ

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驚いて下の海を覗き込んでみた 何かいる? ヒュ―…ドドン!!!!! 急に大きな音が頭上で鳴り響く 反射的に耳を両手で覆った 花火だ ヒュードドン!!! その花火の光で俺は海の中に目を凝らした 俺は目を疑った 海の中に人影のようなものが見えたから… 『…女の子?』 確かに海の中には一人の女の子がいる でもこんな夜に、しかもこんな海の真ん中に女の子がいるなんて信じられない 『そんな所で何してるの』 声をかけるとその女の子は驚いてこっちを向いた 『きゃぁ!!』 目が合ったかと思ったら声を上げてすぐに海に潜ってしまった しかし すぐに浮かんできて顔だけ海面からのぞかせた
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