プロローグ

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「あっそうだ。アンタ達、ちょっと付き合いなさい」 優香が突然切り出した まあいつものことだが。 「連れションか」 ・・・それは冗談でもキモいぞ宮前よ。いまクラスの数人引いてたぞ 確認しとくがこんなアホ発言をしたのは俺じゃないぞ、アホな宮前だ。ここはしっかり理解していただきたい 「んなわけないでしょーッ!」 「ブベラッ!!!」 やはりこれには寛大な優香様もお怒りだ 数年間空手で鍛えた一撃が宮前をとらえ、撃たれた宮前はきれいな弧を描いて教室に散った 「保健室よ保健室!」 「何でだ?」ノックアウトされた宮前にかわって俺が応答する 「知らないの?今日新しく来た保健の先生、かなりの美人らしいのよ」 「そーいえばそんなこと言ってるやつがいたな」なんか教室にいる人数少ないし。気のせいかな 「じゃあしゅっぱーつ!」 「っておい。何の理由もなしにいったら失礼じゃ・・・」 「理由ならあるわ、ほら」 といって優香が指差した先には... 鼻血を出してこっちを見てる宮前がいた 即座に反応できたのは俺だった 「復活早ッ!」 「そこじゃねーだろ」いいツッコミをありがとう 「じゃあなんだ、優香さんは結局俺を殴る気だったと」 「・・・てへっ」 「てへっ、じゃねーよ!」またまたいいツッコミをありがとう こんないつもどうりの日常が、今日も過ぎていく
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