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『ってかアリリンにとどめを刺さないんですか?』
問いかける少年の顔が
少し微笑んだ
『僕にとどめを刺せってことですね?』
少年がフライパンを大きく振りかぶって瀕死のアリリンに降り下ろそうとした時
《スティッキー》
少年の体の動きが
鈍くなる
『じげん君、そのアリリンはもう君を襲う力は無いよ。私がアリリンの谷に送り返しとくから、フライパンをしまいなさい。』
先程までのゆる~い男とは思えぬほど威厳のある声が響いた
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