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私は原田の後に続き廊下を歩いていた。
時間はあっという間に過ぎ夜がやって来た。
幹部の人達との顔合わせのために会議で使うという部屋を目指していた。
「緊張なんかすんなよ。幹部のやつらは先に部屋に居るが胸はって堂々としてろ」
緊張して顔が強ばる私に笑いを含んだ声で話かける。
「はい…」
「本当に大丈夫か?返事沈んでるぞ?」
原田は私の肩を抱きながら顔を覗き込んでくる。
綺麗な顔立ちが自分の近くにあると恥ずかしくなりうつ向く。
昨日倒れたのもあり心配してくれているのはありがたいが、いろんな意味で倒れそうだ。
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