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ガラッ
雛「もう良いみたいだね」
蓮「そうですね。」
狛「蓮華。」
蓮「はい、どうかしましたか、狛村隊長。」
狛「今まで、蓮華が何処の隊に入れるか話していた。」
蓮「そうだったんですか。それは、お手数をおかけしてすみません。」
狛「そこでなんだか、蓮華の今現在の実力は隊長格を越えているように見える。」
蓮「そんなことはありません。でも、狛村隊長がそのようなことを口にするということは、私は何処の隊にも入れないということですよね。」
狛「ハハハァ、それはどんだ勘違いだ。はっきり言うとどこでも入れる。だた一つ提案と言うか、頼みごとがあるんだか。」
蓮「なんですか?私が出来ることならなんでもしますよ。」
狛「蓮華には、零番隊の隊長になってほしい。」
蓮「私のような者が、零番隊に………ましてや、隊長などなってしまって宜しいのですか?」
狛「これは、総隊長の提案だ。」
蓮「総隊長が私に……」
狛「そうだ。今は零番隊に隊長、副隊長はいない。零番隊隊長は総隊長より強いのが絶対条件で、副隊長は隊長が直接選任する事になっている。」
蓮「それじゃあ、私には無理です。総隊長には敵わない。」
狛「それは、やってみないと分からない。だから、これから総隊長と刀を交えて欲しい。」
蓮「しかし、総隊長が……」
山「儂からも一つ頼むと言うか一度交えておきたい。」
蓮「総隊長が宜しいのであれば私は構いません。しかし、総隊長、手加減は絶対にしないで下さい。」
山「分かっておる。その代わり、おぬしも手加減せず本気でかかってくるように。」
蓮「はい。」
こうして蓮華は零番隊隊長になるべく、総隊長と刀を交えることになった。
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