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待ち合わせは、小さな公園。
そこは、軟らかな春の匂いがした。
公園には瑞歩がいた。
彼氏とその友達を呼んだらしい。淡い期待を寄せつつ、彼等を待った。
-しばらくして、"陰山(彼氏サン)"と"田賀野(その友達)"が遅れて来た。
"陰山"は整った顔立ちで最近らしい服装をしていた。それでいて、クールで落ち着いた雰囲気が漂っていた。
"田賀野"は物凄く細くて長身でそこそこの顔立ちだった。でも、何処か幼さが残っていた。
"田賀野"と"陰山"。
似てる様で似てない二人。
"私"と"瑞穂"の様だった。
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