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自然界そのものが持つ時空の浄化作用に対して、許容範囲を有に超える妖力がこの世界では生じる事がある。
その力で妖呪的作用が生じ、悪魔……日本で言えば妖怪といった『悪鬼』が偶発することを、人は総じて『悪禍わざわい』と呼ぶ。
西暦を有に二千年を越す現代に於いても、その現象は未だ減少することはなくむしろ過去より増加してきている傾向にある。
特に日本はその『悪禍』が世界と比べ、非常に多い国である。
全くを持って迷惑な話だ。ホント。
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