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ふたりはゴールした 勝ったのは廻李だ (くっそ…) 「はぁ、俺の勝ち」 萩はその場にしゃがみこみ、額の汗をぬぐって 廻李を見つめた 廻李は爽やかな笑みを浮かべていた 萩はムッとして 廻李にべっと舌をだした 「はは…やっと勝てた」 『じめるぞー集合ー』 「ん、先生来たみたいだな…行くか」 廻李が萩に手を差し出す 萩はためらったが すぐに手をつかんで立ち上がる 「次は負けないからな」 ぼそっと呟くと 微笑みながら 走っていった 「…はいはい」 苦笑しながら 廻李も後に着いていった
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