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ピピピッピピピッ
「ん…うるさ…」
もぞもぞと布団から手を出して携帯の目覚ましを止めて、布団からだるそうに出て欠伸をしながら背伸びをする
「今日はとてもいい天気だな、布団干そう」
春に高1になった廻李は、眩しそうに目を瞑りながらカーテンをあけてそう呟き、布団を持ち上げてベランダへでると 外から聞きなれた声が聞こえてくる
「おい、廻李…」
声がした方をみると幼なじみの萩がベランダにいる廻李を見上げている
「…やあ、しゅーちゃん おはよう、こんな朝早くからなんの用だい?」
わざと昔呼んでいたあだ名で呼び、布団をほしていると
「その呼び方やめろっていっただろーが…、朝飯と昼飯、とりにきた」
苛々しているような口調でいい、勝手に家に入ってくる萩
萩は毎朝自転車で廻李を迎えにくる
その代わりにと朝ご飯とお弁当を廻李につくらせるのだ
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