3、突然の訪問者

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廻李達は悠に引きずられるように帰ってきた楓を呼び出した。 勿論悠は怒りだしたが、萩が家の外へ摘まみ出した。 「楓、よく聞け。」 「ん…なに…」 楓は虚ろな目を廻李達に向けた。 とても疲れているようだ。 「楓さん…ちゃんと答えてくださいね。」 雷が真剣な顔で楓に言った。 「巨乳と貧乳、どっちがいいですか?」 「…は?」 パシーン。 萩が新聞紙を丸めて作った棒で叩いた。 「おい餓鬼。単刀直入すぎるだろ。」 はあ、とため息をついて廻李は説明をはじめた。
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