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とりあえず1日は大丈夫になったんだが…
「楓ちゃんマジ天使楓ちゃんマジ天使楓ちゃんマジ天使かわいいよ楓ちゃんはあはあぺろぺろぺろくんかくんかすーはーすーはー」
「うー…怖いよぅー…」
楓のHPが大丈夫じゃなくなりそうだ。
悠は楓のことを楓ちゃんと呼ぶようになり
今は楓をリ●ちゃん人形のように着せ替えて遊んでいる
「楓ちゃん次はこれにお着替えしましょうねー
ぬぎぬぎしよーねーはあはあ」
……悠って…こんな子だったのか。
ふと、雷の方を見ると
いつもより元気がない。
「どうしたー、雷」
近づいて声をかけると
不貞腐れたように呟いた
「楓さん…取られたみたいでなんか嫌なんですー…」
「寂しいのか?」
「別に、寂しいって訳じゃないんですけど…
楓さんが僕の隣にいないことが…
こんなにも嫌な気持ちになるんだなーって
思っただけですー…」
雷君よ…
それを寂しいというのではないのかね?
「まあ、仕方ないさ。
少しの辛抱だ。」
「わかってますよーぅ…」
そういうと また 楓たちの方を見つめた。
…雷にも
そういう風に思うことって
あるんだなぁ…
いつもは見せない雷の感情
雷もやっぱり俺らと一緒の
人間なんだなーと思った。
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