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「ったく、てめーは…朝飯や弁当くらい自分で作れよな」
布団を干し終わり、ぶつぶつと萩に文句をいいながらキッチンへ行くと 萩が当たり前のように冷蔵庫からプリンをだして椅子に座っている
「…めんどくさい」
と、口にスプーンをくわえながらぼそっと呟き、廻李向けて無言でコップを差しだしている
これは
廻李の為にコップを出したわけではない
廻李に飲み物を出せ
と訴えているのだ
それをわかっている廻李は冷蔵庫からオレンジジュースを出し、萩が差しだしているコップにそそいでいく
「なあ、廻李…時計見た方がいいんじゃねーの?」
「あ?…げ、やべっ遅刻する!」
ちらりと時計をみると ちょうど8時
登校完了時刻が8時半
学校までは20分で着くが 坂があるため ギリギリになってしまう
「萩、早く食え!」
「わかってる」
萩はプリンをたいらげ、オレンジジュースをいっきに飲みほすと 手を差し出して「いくぞ」と言うと二人は目を光らせて同時に声を発した
「「────────!!」」
毎朝恒例の熾烈なバトルがくる広げられるのだ
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