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「じゃ
僕は向こうにいきますからー
夕飯できたらよんでくださいよー」
おぼんにジュースの入ったコップをのせて楓たちの方へ持っていく
「ん?
おい雷!
1個忘れてるぞ」
机に残されたコップに気がつき雷に声をかけると
首だけをこちらにむけ
「…ひとつ…多くだしすぎてしまっただけですよー
勿体ないから飲んじゃってくださいねー」
そう言い残し
ニコッと微笑むと早足で部屋へと向かった
「まったく…」
雷らしい礼の仕方だな
雷がくれたオレンジジュースを飲む
「うん
うまい」
部屋の方から
元気な…楽しそうな
声が聞こえる
いつもの風景だ
「さーて
夕飯つくりますか!!」
そのいつもの風景に微笑みながら
ぱんっ
と手を叩いて
夕飯を作り出した
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