御機嫌伺い開始っ!

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(_ってカッコつけてみたけど、実際お先真っ暗なんだよね…) 一応目的地は港町と城下町だが… (はは…遠すぎる。) 灰鈴はとりあえず一番近い街を目指す。 (あー、お腹減ったなー。) (うむ、変わらぬ活気だね。) 灰鈴は見慣れた風景に少しホッとする。 (さて、何か食べる物探すかー。) 完全に目的忘れてます。ハイ。 (お、美味しそうなリンゴパイ…) 「HEY嬢ちゃん!それはとっても美味しいよ~?」 「とってもって、どのくらい?」 「うーん…とりあえず味は保証するよ!」 「…ま、いっか。これ一つ。」 店の親父がパッと明るい表情を見せる。 「まいどありっ!」 (…値段以上に…美味しい…) 灰鈴は驚愕する。 (あの親父…見かけに寄らずすごいな…)
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