第1話:過去にダイナミックエントリー!?

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さあ、コレを現実だと受け止めたアタシは、その場をあとにしようとした。 「Σ待たれいッ!!!」 バチャアッ!っと、川から上がって来た褌一丁のオッサン。 てか、ゴリラ? ガッチリ筋肉だし、このクソ寒い中でも感じざるを得ないムサ苦しい顔だし…。 てか、あの褌一丁ゴリラ、アタシに話し掛けてんの? 一応、アタシ以外に誰か居ないか辺りを確認してみたが、虚しい事に誰もいない…orz。 通行人共め逃げやがったな、こんちくしょー! 「そこの御仁、待たれよ!」 アタシを指差す褌一丁のゴリラは、予想通りに毛深い(笑) じゃなくてッ! アタシを指差す褌一丁のゴリラは、ガチガチと震えている。 まあ、寒いから当然か。 日溜まりも恋しいが、人恋しいので返事をしてみた。 「なんすか?」 「Σ私は誰だッ!!? Σ君は近藤かッ!!?」 「Σ君はゴリラだッ!!? Σアタシは近藤かッ!!?」 →
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