娘へ

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お前の事は、父さんいつもいつも気にかけてるんだ。 なんせ、お前は強がるのが生き甲斐みたいになってしまってるだろ。 そうさせてしまったのは、父さんかもしれないけれど、お前一人が背負うもんじゃないんだからな。 お前はお前らしく、泣きたい時は泣いていい。 寂しい時は、甘えたらいい。 誰もお前を責めたりしないんだからな。 お前は、父さんが心配するとばかり気張ってるようだが、父さんは全部見てる。 父さん、ささいな事では心配しないぞ。何でかって?それは、お前を信じてるからな。 もし、危ない事、やったらダメな事しそうな時は、お前だけに教えておくよ、父さんの香を漂わせるから。 夢に出てしまうかもしれない。 でも、父さんだから、平気だろ? ちゃんと危険信号を送るから、 全てにおいて、力を抜きなさい。 お前が思うように生きなさい。 それが、父さんの切なる願いだ。 いつも、いつも、傍に居る。 安心しなさい。 お前は、俺の娘だ。 また、連絡するからな。
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