娘へ

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『あの方が、受取人…』 姿を消し、そっと相手の見える場所へ降り立つと まだ15才位の女の子が、窓際に座り外を眺めていた。 その膝の上には、真っ白な猫が丸まり寛いでいる。 『ねぇ、ミ~。何か良いことないかな。』 少女は、猫を撫でながら呟く。 小春日和の暖かな日差しが、少女の身体を優しく包むと、日の光に身を任せるように、ウトウト眠ってしまった。
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