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「女は二次に限るよな」
三次元、つまり現実の女に絶望した俺は漫画やゲームやアニメの女にはまっていた。
部屋にはフィギュアと萌え系漫画と、パッケージ偽装したエロゲ。
俺はベッドに腰掛け、そのピンク色がひしめく一面を癒されながら眺める。
エロ本ならイラストだって十分沢山あるし、フィギュアは一見家族には分からないが脱がせることもできる。
局部の柔らかさにこだわったフィギュアだって最近出てるし、ここら辺が発展していけば将来人間の嫁を貰わずともなんとか1人で一生を終えられそうな気がする。
原因不明で俺の頭に咲いた花。
かなり珍しい物らしいが、それは俺には全く無用の産物だった。
フェロモンは二次元には効かない。
女性恐怖症を持っている俺には理想の女性像すらない。
ただ、この部屋で萌絵を眺めてたまにフィギュアのスカートキャストオフして遊ぶ方が幸せだ。
二次は女に金を永遠と貢ぐ必要も無ければ、ずっと可愛いままで。
何より虐められることも、裏切られることもない。
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