図書館

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ナ「山下先生、おはよーございます。」 山「おはよう、ナナちゃん。今日は一人?」 ナ「はい、アズサが宿題やってて(苦笑)」 山「あらあらまあまあ(微笑)」 山下先生は、図書館司書の先生だ。優しい雰囲気をかもしだす、おばさまって感じの先生。いじめっこだって不思議と懐く、そんな先生だ。 4年生のころ、本にハマりにハマった私は毎日のように図書館に通い、山下先生とは随分仲良しだ。 最近は、児童会長の仕事もあってあんまり図書館に出向いていないが、朝はよく顔を出している。 ナ「なにか手伝いますか?」 山「うーん、今日はいいわ。少し、おしゃべりしましょ。」 山下先生は、いつも朝から出勤していて、本の整理や置いてほしい本のリクエストの集計など、忙しそうに動いている。 そんな先生を尻目に本を読むことなんてできるわけがないから、私はなにかと手伝いをしている。 今日は久しぶりにゆっくり話す時間ができたから、少し嬉しいというのが本音だ。
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