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R指定とは。
これはもう皆知っているだろう。
大人だけが知ることのできる《ムフフ》な指定の事だ。
今だとPG12(十二歳以下禁止)とR15+(十五歳以下禁止)、R18+(十八歳以下禁止)がある。
まあ、ものによってはR20(二十歳未満禁止)というものもある。
用は成人じゃなければ見るなってこったね。
しかし、成人と未成人の境界って非常に曖昧だよな。
一般的には成人=責任の取れる人間、という扱いにはなっているものの、現代社会を考えると成人式を迎えても実家に暮らしていたり、大学で勉強をしている方が多い。
大学で勉強をしていて、尚且つ実家で暮らしている場合、それは責任が取れる人間なのか、と尋ねられると回答は厳しいものとなるだろう。
学生と言う身分+実家で養って貰っている時点で社会人ではないし、責任はほとんど親に行く。
しかし、成人式を迎えると成人扱いになる。
責任の取れない成人。
これって成人と呼べるのか?
社会人=成人の方が正しい気がするのは俺だけだろうか?
いや、むしろ、中学を卒業してすぐに仕事を始めて一人暮らしをする人間もいる。
その場合、成人と呼べるのかと考えるとこれも回答するのは難しいだろう。
仮に、不幸な話、その人が天涯孤独なのだとしたら、責任は全てその人が覆うのだから成人という扱いをしてもいいと思うが……しかし、齢十六そこそこの人を成人と呼んでいいのかというのは判断しかねる。
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