魔剣物語

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月日は流れる。 人類は自分達でも持て余すほど科学を進歩させた。 そして互いの利権を主張し合い、ついに第三次世界大戦が始まる。 兵器の開発が急がれた。 科学者達の中に、科学では証明出来ない不思議な力を持った「魔剣」に着目した者がいた。 そしてその尽きることの無い魔性の力をエネルギー源にした武器を開発。 全長145センチ。チェーンソーのような刀身。峰には計8個の噴射口。人工知能と金属再生システム、鍔(つば)の部分には大きな目が一つ付けられた武器。 その武器に邪蛇鱗は組み込まれた。 魔剣は喜んだ。 人を斬り放題、血を吸いたい放題。 だがやがて戦争は人類を絶滅寸前まで追い込み、終わる。 戦争が終われば武器は不要。 邪蛇鱗は封印の鎖を刀身に巻き付けられ、洞窟の奥深く封印された。
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