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小悪魔プラン
今しかないと思ったから、勇気を出しました
あの場所にいると、忘れることが出来なくて、思い出してしまうから
私は、誰も私を知らないところに来ました
「あの…私…、友達少ないんで、友達になってください」
最初から、優しい先輩
背が高く、みんなに優しい年上のその人は、魅力的でした
欠点でも誉めてくれる人なんて、滅多にいませんよね
だから、私は未来を想像しました
あの人が、私を見てくれるようにこっそり好みを聞き出して、化粧を変えたり髪型を工夫したり…
しばらくしたら、効果を発揮しました
誘ってくれないかなぁ…って、あの人の目をじっと見ます
あの人…はじめの頃とは様子が違います
もうちょいなのに
あぁ…奥さんさえいなきゃ…
いけないことですか
ズルいことですか
反則ですか…
はっきりしてくれないから、嫌になって
もういいよって、勝手に諦めました
そこには、いたくないので逃げました
一度だけ、メールが来ましたが、シカトしました
五年後…
「…さん、元気!?」
辛いときに、メールしました
なんか、向こうも色々あったみたいで、予想外の展開です
もうすぐ約束の時間です
来るかなぁ…
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